2012年6月20日水曜日

日雇い派遣から抜け出せるかどうかは自分次第

スポット派遣から抜け出せるかどうかは自分次第だ。


派遣という労働形態には大きく分けて二種類ある。


常駐型派遣(レギュラー勤務。派遣社員等はこちら)

登録型派遣(スポット勤務。日払いバイト等はこちら)


「登録型派遣」は前回のエントリ(西成の労働者が高齢化している原因)でも少し触れたけど、

いわゆる、「日雇い労働者」と考えてもらって良いと思います。

前日や当日に派遣会社に連絡し、仕事があれば回してもらえるという形。

常駐型派遣が、ある程度の期間一箇所で働けるのに対し、

登録型派遣は、どういった職場に行かされるのかは派遣会社次第。

なので、仕事を覚える時間も無いし、何の技術・知識も身につかない。


派遣先に行って、時間内に言われた事をこなし、給料をもらう。それだけ。

たまに、同じ派遣先に毎日入れて、仕事を覚えて、そのまま自社雇用になれる場合もあるが、

そういうケースは本人の資質・運に大きく左右される。


一昔前だと、日雇い労働者というと、

ロクな職歴も無い、コミュニケーション能力が低い、仕事をこなす能力が低い、

というイメージだったかもしれないけど、

最近は、大学を出る→一流企業で働く→辞めてその後の仕事が無くて日雇いバイト

という人も多いみたいです。

僕が登録していた派遣会社にもたくさんいました。

やはりそういった人は、派遣先で気に入られて、「常駐型派遣」に近い状態になったり、

そのまま自社雇用になったりする場合があるみたいでした。

僕も、高校を卒業し、それから無職の期間は全く無く、

昔、就職活動をしている間、物流会社で肉体労働のアルバイトをしていた経験があったので、

派遣先の方々から良くしてもらえました。


ですが、多くの派遣労働者は違います。

・やる気が無い
・仕事を覚える気がない
・無気力
・コミュニケーションが上手くとれない

等々の問題点がある人がほとんどです。

世の中が弱肉強食なのは仕方がないと思います。

そうじゃないと上手く回らないのだろうなぁとも思います。

だからこそ、日雇い労働者は早く自分たちの状況に気づかないといけない。


登録型の派遣バイトは、とても気軽で働きやすいイメージがあるのですが、

そこに騙されちゃいけない。

「このままではいけない」と気付くのは自分次第。

せめてアルバイトでも良いから、きちんと働かなければ未来は無い。


「登録型派遣」から抜け出せるかどうかは自分次第だ。

誰も助けてくれない。そんなのは当たり前だ。

ある日突然仕事が無くなって、

世間とか社会とか政治のせいにしたところで、どうにもならない。

自己責任だと思います。

ちゃんと考え、知識を付け、動かなければならない。

スポット派遣で働いている人たちには早く気付いて欲しいと思います。

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