2014年11月8日土曜日

生活保護の審査はまだまだ甘い?抜け道がたくさんあるようです

以前からちょくちょく生活保護申請の審査の甘さについてブログを書いてますが、


まだまだ改善はされてないようです。


産経ニュースの記事です。

〉逮捕容疑は平成24年11月~今年3月、
〉実際は寝屋川市の民家で元夫と2人で暮らしていたのに、
〉門真市のアパートに子供8人、
〉孫1人と住んでいると福祉事務所に届け出て、
〉同市に生活保護費644万円を振り込ませたとしている。

なんとも単純な手口ですね、、

こんな単純な手口が通用するなんて・・・と思ってしまいます。

月一回程度役所のケースワーカーさんの訪問がありますが、

訪問日時を予め確認しておけばごまかせるのでしょうか。

今のところ容疑は否認している様です。


東スポwebの少し前の記事です。

〉神奈川県の3自治体から生活保護費を不正受給したとして、
〉静岡地検に詐欺罪で起訴された春日野美保被告(48)が、
〉都内の5自治体からも不正受給していた疑いがあることが21日、
〉分かった。
〉静岡県警によると、新たに被害届を出したのは世田谷区、文京区、
〉豊島区、三鷹市、武蔵野市。県警は5自治体での被害総額は、
〉400万円に上る可能性があるとしている。

どうやら以前に不正受給で逮捕されてた方の様ですね。

取り調べ中に更に余罪が発覚したのでしょうか。

かなり大胆な手口に感じますが、バレない自信があったのでしょうか・・・

〉「住所不定」として各自治体に申請していた春日野被告。
〉これは、住民登録がなくても、
〉居住実態があれば生活保護の申請が可能だからだ。
〉しかも、自治体間で情報共有はほとんどない。
 
〉詐欺研究家の野島茂朗氏は
〉「悪知恵を働かせれば、行政をだまし放題です。
〉たとえば、
〉『ストーカーに追われているので住民票を動かせない』
〉『旦那のDVから逃れるために住民票は移せない』など、
〉住民票を移さない理由は無数にかたることができます。
〉特に女性は弱者とみなされがちなので、行政を動かしやすい」
〉と指摘する。

生活保護を受給する際、基本的には親族への連絡・確認がありますが、

それも事情があれば回避出来るんですよね。

かく言う僕も親とは絶縁状態なので窓口で色々事情を説明し、

親族への連絡が行かない様にしてもらいました。
(もちろん不正受給ではないです。)

〉審査がざるだといっても、生活保護の窓口は列ができるほど、
〉申請者が多くなっているため、審査が大変なのは事実だろう。
〉都内の区役所職員は
〉「どんなに怪しい人から申請があっても、書類上不備がなければ、
〉受理して審査しなければいけない。
〉審査は2週間で結論を出さないといけない。
〉その間、申請は山ほど来るし、
〉その中で不正受給の証拠を調べるために、
〉申請者の家を張り込んだり近所や親族に聞き込みするのは不可能ですよ」と明かす。

やはり生活保護の審査は性善説に立って行われている様ですね。

書類上の不備が無ければ無闇に疑う事も出来ないでしょうし。

根本的な欠陥をついた手口の様です。

それにしても計8自治体から不正受給出来てしまうとは、

何とも恐ろしいシステムですね・・・

生活保護申請に列が出来てる程申請者が増えているとの事ですが、

以前から散々言われている事ですがシステム上の欠陥がある以上、

不正受給は無くならないのかもしれないですね。

生活保護費を引き下げる方向での議論ばかり進みますが、

その前にこういったシステム面の見直しをして頂きたいですね。

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