2012年6月11日月曜日

僕が見た不正受給の手口

昨日のエントリ(一時宿泊所はチンピラだらけ)に書いたように、

役所の管理する一時宿泊所は不正受給狙いのチンピラだらけだった。

喫煙所で僕によく話しかけてくる人がいた。

Y田さんという30代前半の男性。

・フィリピン女性との偽装結婚していた(現在は離婚?)

・覚せい剤の売人をしていた

・本番ありエステに女性を斡旋していた

・現在も昼間はシノギをしている

という、いかにもな感じの人。

私生活ではあまり関わりたくないタイプなんだけど、

公園に住んでた時、誰とも会話出来ない寂しさを、嫌になるほど味わった僕は、

週に何度か顔を合わせた時、30分前後会話を楽しんだ。

Y田さんは、ちょっと前まで京都駅付近のマンションに住んでいたとの事だったけど、

そろそろ引っ越したいなぁ~という事で、

社会福祉協議会の住宅手当、そして生活保護を受給しようとしている所だった。

そんなカジュアルに申請して良いものなのか( ゚д゚)


Y田さんの手口はこうだ。

①病院に行き、欝の診断をもらう

②役所に行き、「家を追い出されて行く所が無い。昨日まで京都駅前で寝てた」と言う

③追い出された理由を聞かれたら適当にごまかす(家賃滞納etc)

④欝の診断書も見せ、仕事も出来ないと伝える

ここまでで、「家が無い」「欝」という事実が出来ている

⑥一時宿泊所にそのまま入所

⑦社会福祉協議会の住宅手当と生活保護の申請をする

門限も何も無いので、週の半分以上は友人宅等で生活

⑨マンション仲介業者へ行き、物件を紹介してもらう

⑩住宅手当・生活保護の受給が決定したら入居


①~⑩まで1ヶ月程度との事


また、住宅手当や生活保護を利用して部屋を借りる場合、家賃等の上限がある。


① 入居の際の初期費用が40万円以内

② 家賃が53700円以内


という上限があるのだが、

Y田さんが言うには、この上限を超えても、仲介業者側で書類の数字をいじれば大丈夫との事。

どういう事かと言うと、

①入居したい部屋があるが、家賃7万円。

②初期費用は15万円

家賃を5万円にして、足りない分の「二万円×契約期間」を礼金や、共益費等々に乗せてもらう。

という手口。

住宅手当で部屋を借りるにしろ、生活保護で部屋を借りるにしろ、

共益費の制限は特に設けてない。

よっぽど高い場合は怪しまれたり、蹴られたりする事も多いみたいだけど、

その辺は仲介業者の方が詳しいので、全部通る様にやってもらうとの事だった。

実際の所、仲介業者側からしても美味しい話なのだろうなぁと思う。

もし、住宅手当の給付が決定した場合、

初期費用・毎月の家賃は、社会福祉協議会から直接振り込まれる。

取りっぱぐれが無いのだ。


上記が、僕が一番最初に知った、不正受給の手口です。

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