2014年9月26日金曜日

元ホームレスの劇団(?)「生笑一座」が福岡県の中学校で公演されたそうです

ホームレス経験者で構成される「生笑(いきわら)一座」という劇団(?)が、

福岡県内の中学校で公演をされたそうです。


「ホームレス経験者「笑える日来る」 糸島・前原東中生、体験談に聞き入る」(西日本新聞)

こんな劇団があったとは知りませんでした。

メンバー全員がホームレス経験者という事もあり、ゴミ箱をあさって飢えをしのいだお話や、

空き缶を拾って生活していた頃の話、援助を申し出られても素直になれなかった事など、

ホームレス時代の体験談を交えながら、

社会のありよう・貧困等について考えてもらおうという公演の様です。

元々はホームレス支援をされている北九州市のNPOの下で結成されたそうです。


「生笑一座」(オフィシャルサイト)

昨年結成された劇団の様ですね。

サイトもとても見やすくて、楽しそうな雰囲気も伝わって来ます。

公演の内容もバラエティに富んでいる様です。

>サバイバルな生活の知恵(段ボールハウスの秘密、空き缶集めのルール、
>食べ物を大事にする方法など)について、
>実践を交えながらご披露したり、お芝居として演じたり、
>上手な「助けて」の言い方、元気の出る声の出し方(歌つき)
>などのハウツーも子どもたちに分かりやすい形で紹介します。

僕は個人的にこういうの好きです。

ホームレス関係の話ってどうしても暗くなってしまいがちで、

重たくなってしまうのであまり気軽に話せない様な空気がありますが、

オフィシャルサイトを見る限り、明るく楽しそうな雰囲気を感じました。

興味のある方は是非オフィシャルサイトの方を見て頂けたらと思いますが、

メンバーの方の顔写真もとても良い笑顔で、

「毎日楽しんで生きておられるんじゃないかな」と僕は思いました。

やはり極限の状態からこうして劇団を立ち上げられただけあって、

凄く前向きで優しい方達が多いのかもしれません。


元ホームレスの僕はというと、まだまだ全然そんな風にはなれません。。。

むしろ、ホームレスを経験して更に性格が悪くなってしまった様な・・・・・

僕にもいつか笑顔で自身の体験を語れる時が来るのでしょうか。

実際、誰にも言えないんですよね、ホームレス時代の自分の事。

自分がホームレス期間中だった時期の事を聞かれる度に、

必死で上手く嘘をついていかないといけません。

当然、昔の友人に会うのも気が重たくなります。

ツライなぁとは思いますが、気を緩めて全て言ってしまうのが怖いのです。


「生笑一座」さんの今後のご活躍が気になります。

2 件のコメント:

  1. こんばんわ。以前も書き込みさせてもらいました。
    大阪では元ホームレスの人たちが紙芝居劇をされています。
    とってもイキイキ活動されていますよ。
    文化的な活動や趣味がある、というのは良いなあ、と思います。

    自分の経験を言えない、という人はたくさんいます。
    ホームレス経験だけでなく、震災のこと、親との関係のこと、学校でのいじめとか、ほんとにいろいろ。
    でも、無理して言う必要はないだろうし、かといって隠す必要もないんだろうな、と思います。


    今、あなたが元気でいられること。
    こうしてブログを綴っていることが、おじさんたちにとっての劇団や紙芝居なのかもしれません。
    少なくとも、私はブログを読んで、あなたが自分の経験を自分の言葉をこうして綴っている、そのことを本当に尊敬しています。

    寒くなってきましたので、どうぞお体大切に。

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  2. コメントありがとうございます。
    大阪でもそういった活動をされている方たちがいらっしゃるのですね!

    温かいお言葉、ありがとうございます。
    これからも更新頑張っていこうと思います。

    お互い健康管理には気をつけましょう。

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