2012年7月6日金曜日

生活保護で贅沢出来るのは不正受給者だけ

ちょっと前の記事みたいなんだけど、

NEWSポストセブンの『大阪西成区 「生活保護受ける」ことは「福祉に入るという』

という記事を読んだ。


>「玉出、安いわな。5食パックサッポロ一番塩ラーメン298円や。
>毎日、それにキャベツ入れて食べてる。
>100円のかき揚げで、うどんの時もあるがな。皿ないんで、フライパン、鍋から直接や。
>しかし今日は、回転寿司。めったにないごっつぉですわ」

>「わし、結核で…働けん……世間さまに申しわけ立たん…駅の掃除…2000円な」

>「30年ほど前に離婚して。和食と中華のホール係で、働いてきました。けど、血圧低いしC型肝炎。
>毎日病院通いです。胆のう手術もしましてな。
>区に相談したら、ほな生活保護受けえというてくれまして。
>切り詰め切り詰めの、生活です。
>昼ごはんは食パン1枚に決めて。マーガリンつけて。
>夕飯は、いまはナスビやね。
><玉出>で4本200円、麻婆ナスの素も買うてきて2回分つくれます。
>夕飯終わったら、安売り狙うてまた<玉出>に行きます。7時くらいから値引き始まるの。
>肉、魚に半額シール貼ってある。
>5枚切り食パンも、水、土曜は、半額の125円になるから、2斤買うてきて冷蔵庫に保管してな」

              ※「玉出」というのは、西成区にある「スーパー玉出」という24時間営業の激安スーパーの事です。


どこまで本当の話かは分からないけど、これが本来の生活保護受給者の生活に近いと思う。

記事に出てくる、西成の生活保護受給者の生活保護の支給額は、

月額12万円との事。僕が支給されていた額と同じ。


生活保護受給者の住んでいる部屋の家賃は、平均35000円程度だと思います。

12万円から3万5千円を引いて、8万5千円。

光熱費が2万円だとして、残り6万5千円。

食費が3万円だとして、残り3万5千円。

酒・タバコ代に月2万円として、残りが雑費(身の回りのものを購入したり)。


生活保護支給額、個人的には、

多いとも少ないとも思いません。

最低限の生活(家があり、風呂に入れて、毎日ご飯が食べれる)+ちょっと小遣いがある。


という感じ。

税金で生活している以上、「もっと支給しろ!」というのも厳しいものがあると思いますが、

これ以上支給額を減らしてしまうと、

本当に「ただ呼吸をしているだけの状態」になってしまうと思います。

最近、生活保護に対して、「もらい得」等とよく言われているのを見ますが、

決して贅沢なんて出来ない支給額になっています。

生活保護を受給して贅沢が出来るのは不正受給者のみです。


その辺りはキチンと計算して今の受給額になっていると思います。

その上、役所からしっかりと管理されます。


働いていたら、まだ未来への可能性はあります。

今現在の日本の雇用や労働賃金の悪化を考えると、

そんなに希望いっぱいではありませんが、

生活が向上する可能性はゼロでは無いと思います。

ですが、生活保護受給者の生活が向上する可能性はゼロです。

毎日毎日変化が無く、ただ死ぬのを待っているような生活です。

「働くより、生活保護を受給してた方が良い」という意見もよく見ますが、

僕は、早く抜け出したくて仕方がなかったです。

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