僕自身、ハッキリ言って甘く見過ぎてました・・・
ちょっとしんどいだろうけど余裕だろう。と思っていました。
ホームレスになんて絶対なっちゃいけない。
ホームレスから社会復帰するのが困難な理由として、一番しんどいのは、やはりお金の面です。
一度ホームレスになってしまうと、何もかも持っていない状態になります。
服も、日用品も、何もかもを揃え直さなければなりません。
何とか生活保護が受給出来たとして、
部屋の入居費用は生活保護の方で出してもらえます。
その後、家具購入費用として、20000円前後が支給されます。
生きる為に最低限必要な、布団・冷蔵庫等を買う為のお金です。
その後、毎月12~13万円程、生活保護費が支給されるのですが、
家賃・光熱費等を払った残りのお金で、
洋服や、必要な物を買い揃えなければなりません。
TVなんてとてもじゃないけど買えません。(未だにTV持ってないです(´Д`))
僕は、まず普段着る洋服が欲しかったです。
ホームレス時代、Tシャツ2枚・ズボン1本・靴下2着・パンツ2枚しかありませんでした。
なので毎日洗濯します。
簡易宿泊所は洗濯機の利用は無料だったので、毎日洗濯出来ましたが、
アパートを借りてからは、コインランドリーを使用しなければならなくなりました。
洗濯・乾燥で1回400円。
流石に勿体ないと思い、ユニクロ等で何着か買い足しました。
生活保護費が12万円。家賃・光熱費・携帯代・食費を引くと、
手元に残るのは大体2万円あるかないかくらいです。
その中から、生活に必要な物を少しずつ買い足して行きます。
就職活動の為PCを買いたくて、一日一食でしばらく過ごしてました。
スーツを買うなんて何ヶ月かかるんだろう・・・と思っていました。
タオル1枚買うのにも躊躇していました。
その中で、仕事を探すのはとても困難です。
正社員ではなく、アルバイトですら困難でした。
ホームレスの多くは、身元保証人がいません。
なので、身元保証人が必要なアルバイトはまず無理です。
誤魔化せば可能かもしれませんが・・・
身元保証人が不要で、なおかつ、生活費が稼げるアルバイトとなると、
限られて来ます。
生活が安定していない状態で、
いくつもいくつも面接を受け続けなければなりません。
結局、「派遣労働が手っ取り早い」という状況になってしまいます・・・
そういう状況の中、
「じゃあもう生活保護で良いや。贅沢は出来ないけど死ぬ事は無いし」
と思ってしまう人も多いかもしれません。
年齢的・肉体的に、元気に働ける人の場合、
派遣でも何でも、働いていた方が、生活保護よりは生活が良くなるチャンスがあるのですが、
疲れて諦めてしまう人も多いのかなぁと思います。
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