2012年7月15日日曜日

ホームレスから社会復帰する難しさ

何かの理由で一回ホームレスになってしまうと、社会復帰は想像以上に困難。


僕自身、ハッキリ言って甘く見過ぎてました・・・

ちょっとしんどいだろうけど余裕だろう。と思っていました。

ホームレスになんて絶対なっちゃいけない。

ホームレスから社会復帰するのが困難な理由として、一番しんどいのは、やはりお金の面です


一度ホームレスになってしまうと、何もかも持っていない状態になります。

服も、日用品も、何もかもを揃え直さなければなりません。

何とか生活保護が受給出来たとして、

部屋の入居費用は生活保護の方で出してもらえます。

その後、家具購入費用として、20000円前後が支給されます。

生きる為に最低限必要な、布団・冷蔵庫等を買う為のお金です。

その後、毎月12~13万円程、生活保護費が支給されるのですが、

家賃・光熱費等を払った残りのお金で、

洋服や、必要な物を買い揃えなければなりません。

TVなんてとてもじゃないけど買えません。(未だにTV持ってないです(´Д`))

僕は、まず普段着る洋服が欲しかったです。

ホームレス時代、Tシャツ2枚・ズボン1本・靴下2着・パンツ2枚しかありませんでした。

なので毎日洗濯します。

簡易宿泊所は洗濯機の利用は無料だったので、毎日洗濯出来ましたが、

アパートを借りてからは、コインランドリーを使用しなければならなくなりました。

洗濯・乾燥で1回400円。

流石に勿体ないと思い、ユニクロ等で何着か買い足しました。


生活保護費が12万円。家賃・光熱費・携帯代・食費を引くと、

手元に残るのは大体2万円あるかないかくらいです。

その中から、生活に必要な物を少しずつ買い足して行きます。

就職活動の為PCを買いたくて、一日一食でしばらく過ごしてました。

スーツを買うなんて何ヶ月かかるんだろう・・・と思っていました。

タオル1枚買うのにも躊躇していました。


その中で、仕事を探すのはとても困難です。

正社員ではなく、アルバイトですら困難でした。

ホームレスの多くは、身元保証人がいません。

なので、身元保証人が必要なアルバイトはまず無理です。

誤魔化せば可能かもしれませんが・・・

身元保証人が不要で、なおかつ、生活費が稼げるアルバイトとなると、

限られて来ます。

生活が安定していない状態で、

いくつもいくつも面接を受け続けなければなりません。

結局、「派遣労働が手っ取り早い」という状況になってしまいます・・・


そういう状況の中、

「じゃあもう生活保護で良いや。贅沢は出来ないけど死ぬ事は無いし」

と思ってしまう人も多いかもしれません。


年齢的・肉体的に、元気に働ける人の場合、

派遣でも何でも、働いていた方が、生活保護よりは生活が良くなるチャンスがあるのですが、

疲れて諦めてしまう人も多いのかなぁと思います。





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