2012年7月22日日曜日

「働けるのに働かない人」とは

生活保護の話になって来ると必ず、

「働けるのに働かない人」

という言葉が出てきます。

働けるのに働かない。

分かりやすい様で分かりにくい言葉だと思います。


例えば僕の場合。
  • 20代半ば
  • 高校卒業後、サラリーマン→自営→サラリーマンと働き続けている。
  • 持病無し
  • 精神疾患無し(多分)
  • 両親はいるが、連絡先等不明。関わりが一切ない。
  • ホームレスになってからも日雇い労働をしており、収入はあった(月10万円くらい)。
  • ホームレスになった経緯に事件性がある可能性がある。
  • 仕事は出来るし、就職もしたいが、家もスーツも何も無い状況。
ホームレスになった経緯は、ホームレスになった経緯とその後の経過に少し書いてあります。

僕と役所の担当の人としては、
  • 年齢がまだ若い
  • 職歴がある
  • 就職する意思がある
  • 家があり、生活が安定すれば、就職活動が始められる
という考えでした。

でも実際、家があった所ですぐに就職活動を始めるのは無理でした。

普段着る服すら無く、スーツを買ったり、生活に必要なものを揃える余裕もありませんでした。

生活保護を受給してからも日雇い労働をしていたので、

毎月給与明細を提出し、

生活保護支給額と、日雇い労働での収入との差額を、支給してもらうという形でした。

日雇い労働の収入+保護費で月収が12万円という状態でした。

その中から、家賃・光熱費・通信費等を払い、

残ったお金で生活に必要な物を買い揃えていかなければならないという状況でした。


当然、とてもしんどい毎日でしたが、

世間の人から見たら「働けるのに働いていない人」になる可能性もあると思います。

実際、日雇い労働ではありますが、働いていたので。

僕には僕なりの言い訳は勿論あるのですが、

「働けるのに生活保護を受給してる」

と言われてもしょうがないのかな、と思いながら毎日過ごしていました。

未だに、生活保護を申請するべきでは無かったのかなと思う時があります。










1 件のコメント:

  1. あなたは、根が真面目な人です。
    保護費に頼らない姿勢が、感じられる。

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